写真談義
写真は真(まこと)を写すもの、人ならその人自身、その人の素を写すもの。そしてそれはnaturalなものだと思っていて、被写体に表情をつくられた瞬間にartificialなものになってしまって、それはわざわざ良いカメラ使って撮る必要はない。スマホでいい
naturalなものは0.01秒くらいの差で移り変わっていってしまうものだから、それをすかさず拾い上げたいから良いカメラの性能(シャッタースピードなど)を借りてるだけだと思っている。
だからほんとは旅行の集合写真などはスマホで十分だと思う。最近のスマホは画質もいいしコンデジとそう変わらない。
景色は正直なところ「記念撮影」に過ぎない。撮り方とかは多少こだわれるとしても。
ポトレは記念撮影ではない。今のその人を撮れるのは今しかなく、その人の人生のたった0.01秒だけれども、もう二度とやってくることのない瞬間を切り取っている
写真上手い人は世の中にめちゃくちゃ沢山いるし、人を綺麗に撮る人も沢山いる。でもたいていそれは「ポトレモデル」を撮ってるんであってなんていうか、造られたものであるような気がずっとしていた。表情も仕草も、カメラを前にして用意されたものなのだ。
もちろんそれを否定するわけではない。
ただそれはわたしの撮りたいものではない